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天文現象オリジナル2026年5月5日

今夜がチャンス!みずがめ座η流星群の極大——ハレー彗星の軌跡が夜空を駆ける

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今夜がチャンス!みずがめ座η流星群の極大——ハレー彗星の軌跡が夜空を駆ける
Image: NASA

5月5〜6日、みずがめ座η流星群が極大を迎えます。この流星群の母天体はあのハレー彗星。彗星が残したチリが大気を駆ける瞬間を、今夜ぜひ見上げてみてください。

みずがめ座η流星群とは

みずがめ座η流星群(Eta Aquariids)は、毎年4月下旬〜5月下旬に活動する流星群で、5月5〜6日頃に極大を迎えます。特筆すべきはその母天体——あの「ハレー彗星」です。ハレー彗星が太陽系を通過するたびに軌道上にまき散らしたチリが、地球が毎年5月にこの軌道と交差することで流星として輝きます。1時間あたりの流星数は条件の良い場所で50個前後に達することもあり、5月を代表する見ごたえのある流星群です。

ハレー彗星とのつながり

ハレー彗星は約75〜76年周期で太陽に近づく短周期彗星で、前回の接近は1986年、次回は2061年の予定です。その姿を直接見るのはまだ先ですが、みずがめ座η流星群を見ることは、ハレー彗星が残した痕跡を毎年体験できる機会です。彗星が軌道上に残したチリの粒は、地球の大気に時速約240,000kmで突入し、その摩擦熱で輝きます。いわば「ハレー彗星との年に一度の対話」とも言えるでしょう。

観測のポイント

放射点はみずがめ座η星付近にありますが、流星は空全体に飛び出してくるように見えるため、放射点の方向だけ見る必要はありません。観測に最適な時間帯は夜明け前(午前3時〜5時頃)で、放射点が地平線から十分高く上がるためです。2026年の極大日は月齢が比較的良好で、観測条件が期待できます。街灯の少ない場所へ移動し、目が暗さに慣れるまで15分ほど待ってから、寝転がって空全体を見渡すのがおすすめです。

今夜の観測スコアを確認しよう

当サイトの「今夜の観測スコア」では、雲量・月齢・光害を総合した観測適性スコアを地点別に確認できます。流星群の極大日こそスコアを確認し、雲が少ない場所を選ぶことが観測成功のカギです。「観測スポット検索」機能でお近くのダークスカイスポットも合わせて探してみてください。