星空ガイド
コラムオリジナル2026年4月15日

流星群が「特別な瞬間」である理由――宇宙のかけらが大気を駆け抜ける3分間

#流星群#宇宙#天文入門

毎年決まった時期に夜空を彩る流星群。実は流星群は、太陽系の歴史そのものが地球に届く、ほかに類のない体験です。

流星群の正体は「彗星のゴミ」

流星群は、彗星が太陽の周りを回るときに軌道上にまき散らしたチリや岩石の粒子が、地球の大気に突入することで光るものです。地球が毎年同じ時期に彗星の軌道と交差するため、流星群は毎年ほぼ同じ時期に見られます。

光り輝くのはたった3〜5秒

粒子は時速数万km以上で大気に突入し、周囲の空気を圧縮・加熱することで高温のプラズマを形成します。私たちが「流れ星」として見るのは、周囲の空気が発光している現象です。

なぜ「特別な瞬間」なのか

流星群を構成する粒子は、数千年前に彗星が放出したものです。あなたが今夜見上げる流れ星は、太陽系が形成された46億年前の物質が地球の大気に飛び込んでくる瞬間でもあります。